第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)
が、美弥は本気だったようで、それから、
『瑠璃を海に連れて行く』と自分の中で決めたらしく、瑠璃の知らない間に、水着のデザインを考え、生地を選び、作製していたのだった。
そして、戦も終わったので、今からでも遅くない!と海水浴を実行しようとしてきたようだ。
一体、美弥は何をしようとして、
どんな着物を作ったのか、
襖の外、廊下の男達は全く判らないまま、
モヤモヤしながらその場を去った。
その数日後。
信長一行は城から近い海に来ていた。
「晩夏にしては波も風も無く 良い日和になったな」
「はい!」
満悦の信長と美弥。