第39章 安土凱旋帰還と平穏の日
ー平穏の日ー
後日
太陽のように明るく晴れやかな笑顔が
安土城門前で出迎えてくれた。
「信長様ーーーっ!
皆〜、おかえりなさーい‼︎」
輝く笑顔の美弥が、振り千切れるんじゃないかと思うほど、手を振っている。
陽気で呑気な笑顔を見れば、戦が終わったんだと思えて気が緩む。
「うむ…帰った」
「皆、無事でなによりです!」
雄勝に笑う信長に続き、飄々と光秀、
厳格に秀吉、颯爽と政宗、無表情に家康、
優甘に三成が続いた。
信長の配慮で瑠璃は直接御殿に帰宅した。
「兵士達を労ってやれ。
我々も宴を開く。広間に集まれ」
準備が整えば、すぐに勝利の宴が始まった。
飲めや歌え踊れ の宴がお開きになったのは、
3日後のことだった。