• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第38章 戦勝し戴天に近づく





「出てきた兵は一人残らず討て!」
「おおぉぉー!」
兵士の士気を上げ、政宗の馬が駆け出す。
城から守衛兵も走り出てくる。

交戦開始と同時に、踏声があちこちで上がり、
大地が鳴動する。
刀や槍が交わる金属音が響く。

馬上から政宗の刀が敵兵を薙げば、
血が飛沫、躯が傾いで視界から消える。

前方から突き出される槍を避けながら、
政宗が味方兵を鼓舞する。
「お前らは死ぬなっ!必ず生き抜けーっ!」

胴体ギリギリを掠める槍を弾き返し、
確実に討ち取って進む政宗は生き活きとして、
跳舞跳疾※(ちょうぶちょうしつ)と躍進する。




※跳舞跳疾…踊り舞、素早く走る。
/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp