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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第35章 休息労癒(R18)




ようやく、寛いだ信長も また、天主の廻縁に
酒の膳を置き、美弥に酌をさせながら、盃を傾けていた。

「信長様」
「何だ」
「信長様はどうしてお寺を攻撃するんですか?」
意外そうに美弥を見た信長だったが、
すぐにつまらそうな顔をする。

「邪魔でしかない、ろくでもないヤツら だからだ」
信長の天下布武を、志しを邪魔する存在。
庶民の利にもならない、ろくでもない存在。

「簡潔に言い過ぎですよ……
私、瑠璃さんみたいに、頭も、物分かりも良くないんだから……」
ひとり 拗ねる。

「貴様は、俺といるのに、瑠璃の事を
考えておったのか。仕置きが必要だな」
戦の事で瑠璃と話をしたのだと分かったが、
揶揄ってみた。

そんな信長を、美弥はキッッ と睨む。
「私、悩んでるんですよっ。
私も瑠璃さんみたいだったら……」
その言葉を聞いた信長は眉を顰める。
「瑠璃のようになりたいと
アイツと自分を比べているのか。
なんのことない細やかな悩みだな」
盃を煽る。


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