• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第35章 休息労癒(R18)




「明日……やっぱり、今日は駄目かー」
残念がる政宗に、声を出して瑠璃が笑う。
童子が2人、キャッキャッと話をして笑ってるかのようだ。


(独りにはしたくないな……)

いつも全力で楽しく生きている政宗の
闇の深い部分をこれ以上、深くしたくないと、
瑠璃は思った。
知らないフリで。



やっぱり、心の奥の部分まで読まれていたのではないか と思ったけれど、何も知らないフリをしてくれている瑠璃に、「読まれても いいっか……」とも思った。



「あはははは〜っ、政宗、愛してますよ」
「本当、小憎たらしくて可愛いな」
声を出して笑いながら抱きついてきた瑠璃を、
抱き締め返しながら、政宗も笑う。

お互い そこに開きつつある心を感じながら。
お互い 痛みに寄り添えている事を感じながら。


(もっと素直に自分を晒け出せ。
もっと もっと、俺の側に寄って来い)


(全てで、癒してあげるよ)


全てを厭わない存在。

(笑え、泣け、怒れ、全て受け止める)


「「愛してる…」」
温かく甘くて、嬉しくて、心が満ち足りた。



/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp