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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第34章 戦雲立ち 戦火拡大




「…………」
精一杯、吠えていた子犬のような美弥が、
急に黙ったかと思うと、これ又、
叱られた子犬みたいに、眉を下げて、
言い訳してきた。
「…頭では解ろうとしてるんだけど……
どうしても、心が付いて来なくて……。
すぐ感情的になって自分の言いたい事だけ
言っちゃうの…本当、ダメだな私……」

美弥が反省する。

「瑠璃さんの言う通りなの。
表面しか見ない、って信長様にもよく言われる……。
自分の意見を言う前に相手の気持ちを、
もっと、考えるようにする…ごめんね…」
美弥が謝罪した。

「いえ…私こそ、女の人に対して、
キツく言い過ぎました。ごめんなさい」
瑠璃が謝ると、美弥が声を出して笑った。
「あはははは〜
なにそれ〜。瑠璃さんだって女の人じなーい。
それから、言いたい事や私のダメな所があったら、
これからも、ちゃんと言ってね」
「……」
まさかの反応に、瑠璃は呆気にとられる。

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