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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第6章 帰城後から帰城に
「政宗……泣かないで。
私を助けてくれてありがとう」
瑠璃はいいながら、涙を流す。
政宗が凍らせ続けてきた、哀悼を瑠璃が
代わってくれた。
白い頬を伝う涙。
瑠璃が流す涙、それは、
溶けてゆく氷柱(つらら)の様だと思った。
「瑠璃…」
政宗の感情が弛み凪いでゆく。
「ありがとな。
お前が泣いたから、俺は大丈夫だ」
政宗の唇が緩やかに弧を描いた。
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