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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第34章 戦雲立ち 戦火拡大



政宗が信長と合流すれば、すぐに号令がかかる。
信長が兵の士気を揚げる。
「勝利の凱旋をしようではないか!出立‼︎」
「オォォォー‼︎」
小隊を率いての京進行である。

「信長様…」
心配そうな美弥が馬上の信長を見る。
「心配はいらぬ。瑠璃と一緒にいつものように過ごしておれ。
瑠璃、コイツが勝手をせぬよう、しっかり見張れ」
信長の言葉に瑠璃が笑って頷く。
「信長様、政宗、行ってらしゃいませ」
瑠璃は揺るぎない瞳で馬上の2人を見、
柔らかくも凛とした強い声で送り出す。

政宗に見せた 不安、心配、悲しみ、淋しさ、
そんな負の感情は全て、綺麗に隠して、
悠然 毅然とした態度にすり替えて。
笑顔で見送った。


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