• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第34章 戦雲立ち 戦火拡大



政宗が闘う理由、信念、それを知り、
理解するから、多くは言えない。

「行かないで」も「死なないで」も 言いたくない。
「必ず帰ってくる」みたいな不確かな約束は欲しくない。
物分かり良くしたい訳ではないけれど、困らせなくはない。

そんな モヤモヤと暗澹※(あんたん)とした気持ちが、顔に出ていたのか、
「…深敏※だな」
と 笑われる。


「言いたいこと、言っていいんだぞ」
「帰ってきたら、全部聞いてもらうから、
今は言わないでおきます」
フイッ と 視線を逸らしながら、拗ねたように言う。


(…言いたい事、だいたい 予想つくけどな)

苦笑する政宗。

もう、政宗には全てを上手く隠せない瑠璃。



※暗澹…暗くてはっきりとしない様
※深敏…考えが深く気が利く

/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp