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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第34章 戦雲立ち 戦火拡大



それを鎮圧し、京 防衛の為、織田傘下の
各地家臣達は、出兵奔走していた。

そこにきて今、三好は浅井氏と手を組み、
更に将軍は武田氏へ出陣を要請する文を出したと言うではないか。

「出てくるが良い、信玄…三河はやらぬ。代わりに貴様の首をもらう」
緋い瞳に炎が宿る。
これ以上は、信長自身の出陣も否めなかった。


フッ……
楽しい遊びが始まる前の童子のように笑い、
碁盤の石を払い落とす。
「全て 焼き払ってやろうではないか」
将軍と三好、そしてその同盟者である
浅井、朝倉が勝手をした事。
そこに武田が乗ってくるならば、迎え撃っても良い。
「俺の天下布武を邪魔するなら、どうなるか、目に物見せてくれるわ」

無能な将軍など必要ない。
そして、それに手を携え、向かって来る者は全て必要ない。

払い落とした碁石のように、今一度、全てを一掃するつもりだった。



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