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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第34章 戦雲立ち 戦火拡大




「信長様、光秀様から文を預かってまいりました」
瑠璃の差し出した文を受け取れば、直ぐに開いて目を通す。

「フッ……ヤツは何処へ行った」
「城へ戻る とだけ言われました」
ここ、安土城に戻った訳ではなかったのだ。
「そうか、ご苦労だった、瑠璃」
緋い瞳が笑い、口元も愉快そうに笑っている。
「瑠璃のおかげで進路が見えた」
「光秀様からは、なんと?」
三成に文を渡せば、秀吉も食い入るように見ている。


「策を持ってきた褒美をやろう。
そこで不貞腐れている政宗を連れて帰るが良い」
「うふふふ…私は文を持って来ただけです。
でも、ご褒美は有難く頂いて帰りますね」
愛らしく嬌笑する。

政宗と2人、広間から出ると、中からは信長の話す声が聞こえ、遠のいてゆく。
「いえ……三河……、陣を……えろ……」


動き出す軍議で、動き出す戦。



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