第33章 春花酒宴
「酔うと本性が出るというが、アレが瑠璃の本性だとしたら、相当……」
「可愛いです!」
「可愛いですね…」
秀吉の台詞に続けて、三成と家康が異口同音を発する。
「家康様!気が合いますねっ」
「それは、お前だけ思ってる事だ」
三成はキラキラと心底嬉しそうな笑顔で家康を見る。
それを、バッサリと否定する家康。
政宗は渋い顔。
瑠璃は面白そう。
「うふふふ。
三成様と家康様はぁ、良いコンビだと思う〜。
お似合い〜〜。
嫌い嫌いもー「嫌いだよ」」
瑠璃の言葉を遮る家康。
「全部は言わせない」
嫌そうな顔の家康。