第33章 春花酒宴
「う…そうやって謙遜するもんなんですね…。
私も瑠璃さんを見習わなくちゃ」
「「「無理だな」」」
光秀、秀吉、家康 。
「えぇーっ、皆してなんで?ひどいっ」
抗議の声を上げる美弥。
「美弥様はそのままがよろしいですよ」
「三成くんだけだよ、そう言ってくれるの」
縋り付く美弥。
(それって…なんか…遠回しに無理だ って言ってるんじゃ…)
そう思いながら瑠璃が、家康の方を見ると、
目が合って
「アンタの言いたい事は解る。でも、アレが普通。て言うか、早くアレに慣れた方がいいよ」
諭される。
「賑やかですね」
「騒々しいんだよ」
嫌そうに横目で美弥と三成を見る家康。
「…羨ましいですね…」
(え?)