• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第30章 花顔涙咲




呆気に取られた顔で俺を見上げる瑠璃。

(ほら、そんな 人間らしい顔をする)

くくくっっ と笑うと一歩 間を詰めながら
「表面しか見てないヤツらと一緒にすんじゃねぇよ」
耳元に顔を寄せると、色めいた声を吹き込む。

「心だけじゃない。
身体の奥の奥まで知ってる。
……俺の、口付けひとつで、正体を無くすって事も、な」
チュッと額に口付けてやれば、瑠璃は慌てて額を手で押さえ、耳まで真っ赤になった。

「ほーらな、意外と隙だらけだし、こんなに女らしくて、可愛い」

(本当、可愛い。それを俺だけが知ってる)

俺は照れている瑠璃の手を取ると、
上機嫌で再び歩き出す。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp