• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第30章 花顔涙咲




用心深く警戒する。
悪く言えば、猜疑心が強く抜け目のない。

(そうやって自分を守らなければならなかったのか)

美弥と同じ平和な時代に居ても、
違う環境で育ち生きて来た瑠璃の事を考える。

(この時代に生きてるみたいに、人を疑いながら生きてたのか)

自分の知らない瑠璃の生きて来た軌跡。


瑠璃は政宗の難しい表情に、
弱い心の破片をポロリと溢す。

「…ごめんなさい…」
拳を握り締め俯いている。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp