第27章 褒寵賞玩(R18)
「減らず口め。…そんな、可愛くない所も、
可愛いけど、なっ」
照れ隠しなことも、もっとして欲しいと思っている事も、お見通しの政宗は、余裕の笑顔を見せる。
指から始まった、甘い甘い愛撫。
それは額に、唇に、首筋、耳朶へと続く。
「もう、黙って、ただ俺を感じろ。
気持ちよくさせてやる」
脳まで溶かすような、吐息混じりの、
艶めいた政宗の声が耳元で囁く。
その声に瑠璃の身体が震え、
深い吐息が吐き出される。
ぞわり と反応して、自分の蜜壺が一気に潤った事に気付いた瑠璃は、困った顔をする。
(へぇ〜)
「声にも反応してくれるんだな」
瑠璃の反応を見た政宗は、いい玩具を手に入れた様に、嬉しそうで楽しそうに眉を上げて笑う。
「声と言葉だけで、どれくらい感じて濡れるのか、
試してみようか、瑠璃」
(どんな言葉に反応するんだろうな)
好奇心と悪戯心が顔を覗かせる。