第27章 褒寵賞玩(R18)
くちゅっ、チュッッ、ちゅっ っくちゅっっ
口付けの雨が降る。
「良く頑張ったぞ」
合間に労いと賞賛を贈る。
「チュッ…馬術は…元々、上手かったんだな、
お前。ちゅっっ…その辺の奴らより、
ちゅっ、上手いだろ」
頬にも首筋にも。
長い髪を梳きながら、横に掻き寄せ、耳へも口付ける。
「ん…ひゃん…ぁ…馬術は…5年も習ってますからね」
「5年も…5年しか の間違いだ。
てか、お前、21か⁉︎」
16歳から習い始めたと、以前言っていたのを記憶している。
「何をそんなに驚くんですか?」
不思議がる瑠璃。
「いや……」
歳相応のような、そうでないような。
(大人びてるような、幼いような…幼い…?)
「21じゃダメでした?」
「いや、お前なら、年齢は関係ないな」
気を取り直して、笑って口付けを再開する。