第25章 不安な夜に寄添う(R18)
瑠璃を押さえ付けたまま、2.3度 ユルユルと絞り出すと、腰を引く。
顔を上げさせると、口から引き離した時、
精液が瑠璃の口の端から溢れ伝った。
(うっ、わぁ…これも、また……)
再び煽られそうな、淫靡な姿だった。
涙を溜め、唇を引き結び、口の端に白い精液を溢して、途方に暮れたように、自分を見つめてくる瑠璃に、
暫し、見入っていた政宗は、はっと我に返って慌てた。
「悪いっ、出していいぞ」
懐紙を出さなければ、と慌てていると、
ゴクリと瑠璃の喉元が動いた。
(え……)
嚥下されたと理解するまでに、時間を要した。
懐紙を手にしたまま、目をパチクリさせていると、
瑠璃が懐紙を取り、そっと口元を拭い、
そして、艶然と柔媚に笑った。