第25章 不安な夜に寄添う(R18)
そう思うと気持ちが高揚する。
俺だけが知ってる瑠璃が増える。
俺だけが知ってるってのは、特別で、
独占欲を掻き立てる。
(光秀には見せて欲しくない、行かせたくない)
俺だけが知ってればいい。
(俺の物だ)
抱き締める、強く。
囲いたい。
俺の中に、女への執着心や、独占欲 ってのがある と言う事を自覚させたのは、お前だ、瑠璃。
俺はお前に、囚われた。
だから、お前も俺に、ずっと囚われていろ。
こんな感情があるって事を教えた責任をとって………。
「ずっと 側にいろ」
(嫌だと言っても、もう、離してなんかやらない)