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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第25章 不安な夜に寄添う(R18)



(上の兄者か)

「瑠璃、何でも俺に話せ。光秀の処には行くな」
顔を近づけ真剣に言い聞かせる政宗。
「なんで、光秀様?」
「いいから、なっ」
押す。
ライバルは光臣と言う名の兄か、光秀か。
そもそも、ライバル視する必要があるのかも分からない。

瑠璃はキョトンとしながらも
「変な政宗〜。分かりました。
また、私の話、聞いてくださいね」
ふふふっと笑う。
瑠璃からは不安そうな表情は消えていた。


誰かに頼る事は弱っている処を見せる事。
駄目な部分を見せる事。
それは、全てを曝け出すようで、
恥ずかしくてなかなか出来ないことでもある。

(独りの時間が長ければ長いほど、難しい)

そして、相手を信頼し、心を許していなければならない。
秘密の話と同じだ。
だとしたら、それを自ら話に来たと言う事は、
少なくとも瑠璃は、俺の事を、信頼していると言う事になる。

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