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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第25章 不安な夜に寄添う(R18)



由緒ある家柄、それなりに厳しくされただろうことは、政宗にも容易に想像出来た。
政宗も伊達家の跡取りとして、厳しく育った。

「どれくらい?俺も厳しく躾けられたぞ」
政宗の蒼い瞳を見て、瑠璃がフッっと笑った。
「琴、茶道華道、書道、弓術、習い事に限らず、
礼儀作法、生活習慣まで、学ぶ事全てにおいてです。
才能があるかどうかは関係ありませんでした。
出来ない、は決してありません、出来るまでやるんです。
習い事も選べませんでした。
母に 習え と言われれば、拒否不可です。
無条件で全て習得しなければなりませんでした。しかも、早く、正確確実に、美しく」

(焦りの理由は、ここだったのか)

早く完璧を求めて焦っているのは、
幼い頃からの習慣だったのだ。


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