第25章 不安な夜に寄添う(R18)
以前は無表情で考えていた。
一切 顔に出さなかった瑠璃だが、
最近は、知らず知らずだろうが見せている。
最近は政宗へも、有りのままの自分で接するようになっていた。
(以前はもっと余所余所しくて距離を感じた)
瑠璃の変化に加え、政宗も瑠璃の
考えている事や態度、行動を理解してやれるようになっていたのだ。
それに伴い、瑠璃が言葉にしなかったり、
言葉に出来なかったりする思いを、以前よりは
随分と察してやれるようになって、
引き出してやらるようにもなって来ていた。
「可愛くなった…うーん。
それで、政宗が喜ぶなら、
悪い事では無いですね」
ちらっと政宗を見てはにかんだ。
(あ"〜〜…)