• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第24章 家康の特訓




「乗ってもいいかしら?」
窺い、体を撫でながら、踏み台の横に白石を寄せる。

(手懐けたか?)
馬を与えた家康自身も、実はハラハラ、ジリジリしていた。

瑠璃は鐙に(あぶみ)足を掛け、
脚と身体を跳ね上げ、軽やかに鞍に跨がる。

(ここで白石が立ち上がらなければ…)
家康が思った矢先、白石が立ち上がろうと前脚を上げている。

「白石っ、大丈夫、私、上手だよ」
行動を見取って、瑠璃が声を掛ける。
「そう、良い子ね。私を信用して」
白石が脚を下げ、瑠璃も家康もホッと息を吐いた。

「男なら力で手綱を引いて、大人しくさせる処だが、女らしく扱うってのはあんな感じか?」
黙って見ていた政宗も、関心した様に言って、
ようやく笑みを浮かべた。



/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp