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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第23章 政宗の小姓2





翌日も、多忙の政宗に代わって、瑠璃は三成に付いていた。
そこに突っかかって来た家臣がいた。

「伊達様の色殿ではないか。
ここの所、石田殿に良くしてもらっているのか?」
「………」
ニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべる。
瑠璃も三成も黙っている。
「女より男の菊門が良いと聞きますが、
実際、具合はいかがですかな?」
まず、三成を見て、期待に満ちた顔で瑠璃を見る。
「菊門の締まりは女の比ではないほど良いそうだが、まさか、知らぬとは言わせませんぞ」
揶揄いのようで本気が見て取れる。

(この人…そっちの人なんだ…)

瑠璃は内心、興味深く目の前の男を見た。
この時代、男色も男女両色も珍しいことではなかった。

しかし、このままいけば、一緒に楽しもう とか言い出しかねない雰囲気に、流石に、断わろうと
「申しわーー…」
「おいっ、廊下で下品な話はヤメろ。気分が悪くなる」
瑠璃の言葉を遮って、角から姿を現したのは家康だった。



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