第22章 政宗の小姓(R18)
次の日も城では、
「外見て!政宗様と小姓殿よっ」
「あ、三成様も一緒だわ」
キゃァァァー❤️乙女達が色めき立つ。
忍者が隠れていても見つかってしまうのではないかと言うほど、何処かしことなく女達の視線がある。
(これは……見られると言うよりも、見張られててるに近い状態ですね…)
三成が苦笑いを瑠璃に向け、瑠璃も困った笑顔を見せる。それさえも
きゃぁぁーん❤️
「微笑み合われてるわ」
「その笑顔、わたくし達にもーっ」
針子部屋でも乙女達が、窓に張り付いて外の三成と瑠璃を見ている。
「いやぁーん、微笑まれたーい❤️」
「私、見つめられたら倒れちゃうわ」
乙女達の妄想は止まらないけど、手は止まる。
「皆……仕事…」
まったくはかどらない。
困り顔の美弥だが、気持ちは解るので、
強く制することが出来ない。
「あっ!」
美弥が閃く。