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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第15章 新年拝賀3 (謁見の刻)



「政宗さん、あの女、何者ですか。恐ろしい女ですね」
家康が横に座る政宗に、こっそりと小声で話しかける。
「美弥と同じ種類ですか?それとも、
故意に作り出してるのか」
政宗は黙っている。
「故意だとしたら、相当、切れ者ですよ。
光秀さん並みだ……」
「家康、お前、本当無表情だな。
それで戦々恐々としてんのかよ」
呆れた様子の政宗。
「放っておいて下さいよ」

はっはっははは

信長が声を上げて笑い出す。
「貴様、本当に面白い女だな。
下手をすれば首が飛ぶとは思わなんだか」
「私も、信じるのは私だけですから」
うふふふふ、と瑠璃は口元に手をやって笑って見せる。
「女にしておくのは惜しい女だな」
と信長が言うと光秀が口を挟む。
「信長様、瑠璃は舌戦の上級者です」
「お前にも負けぬと言うのか、光秀」
「どうかすれば、私も負けるのではないでしょうか」
負けるわけが無い。

(光秀様〜〜ッ、ハードル上げるの止めて…)

「お前が言い負かされる処、一度見てみたいもんだな」
光秀を見て信長がニヤッとして続ける。
「して、女、何処の者だ。」
本題だ。

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