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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第63章 (終章)笑桜舞う春




「こっち来い」
と瑠璃を引っ張り寄せて、
腕の中に抱き入れた。
「こうしてれば、あったかいだろ」
優しい瞳の政宗が瑠璃を見下ろしている。
「こう言う所かな」
と瑠璃が事もなげにサラッと言って
美弥に微笑んで見せた。

大胆かつ男心を擽る戦略。
何も考えていない様で計算された態度。
そのくせほんの少し恥じらった乙女の表情に大人の余裕の笑みを見せる。


(美鬼に磨きがかかったみたいだ)

少し離れた自分の席で家康が、
素知らぬフリで瑠璃を見ていた。



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