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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第62章 同刻同進
帰り際、馬上の2人を
「斬れ味上等の刀、期待しとけよぉぉ!」
源蔵の声が追いかけてきた。
政宗は振り返らず、左手だけ上げて返事を返した。
「なぁ、アイツ本当に叶えてくれんのか?」
「政宗の見出した人でしょ。
信じていいんです」
近い将来、伊達政宗はお抱えの刀工集団を持つ。
文好きの政宗が書き残したのか、
それは史実に残っていた。
(一緒にその史実をみていけるんだ…)
瑠璃は幸せな笑を唇に描いて、
政宗の腰にしっかりと抱きついて、
安土までの道のりを馬に揺られた。
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