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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第62章 同刻同進
昨日、着物を脱がして見えた瑠璃の肩の傷痕。
まだはっきりと残っていた。
それ程 長くなってなかった髪の毛。
それを見て、俺と瑠璃の時の流れの速さが違っていたのだと、考えた。
『……2度目の春だ…』
と言ったのを聞いた瑠璃の、
絶望感の混ざった驚愕の表情、
そして突然、崩壊したように溢れ落ちた大粒の涙。
総合して推測すれば、間違いなかった。
(こちらの時間の流れが相当速かったんだ。
もし、もっと、遅く戻って来ていたとしたら……)
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