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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第60章 曠日持久の心苦
「諦められたら、どんなに楽だったか…。
どんなに諦めようとしても、諦められなかった…。
また、お前があの日みたいに、
戦場で助けてくれるんじゃないかとも思った」
項垂れて政宗が語る言葉に衝撃を受けた。
(まさか……私を探して…待ってたの?…戦場で?)
政宗が、死に行くみたいに、鬱憤を晴らすかのように、戦に出て行ったのは、
瑠璃の居ないことを紛らわす為だけではなく、戦場で瑠璃を探し待っていたかったのだ。
長い時間、自分を探して彷徨っていた政宗。
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