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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第60章 曠日持久の心苦




(私の知らない1年半……。
私が政宗を想った時間の何倍も……)

想ってくれていたのだと思うと、
胸が張り裂けそうだった。

私だって、考えるのは政宗の事ばかりで、
心はいつも貴方を想って泣いていた、と言いたかった。
けれど、言えなかった…。

政宗が私を想って苦しんだ時間は、
私の比じゃない。
たった、数ヶ月泣き濡れた自分。
涙も枯れて、空元気しか無かった短い時間が、永遠のように思えた。


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