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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第60章 曠日持久の心苦
「……悪い……瑠璃…」
政宗が小さな声で謝る。
政宗が謝る理由がわからない。
(何を、謝るの?)
「…何度も諦めようと思った……。
お前は帰って来ないと、諦めれば楽になれると思った。
だから、俺は…お前を、
何度も諦めようと思った」
障子に透かした昼の陽に照らされていても、
政宗の横顏が憂い憔悴して見えた。
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