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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第60章 曠日持久の心苦



ー心知るー


何処に居たのかはどちらも聞かない。

どうしていたのかも聞かない。
けれど、どれくらい、時間が経ったのか。

「私がいなくなって、どれ位ですか?」
それだけは確かめておきたかった。
「お前が居なくなったのは、秋も終わりの頃だった。
それから、二度目の春だ…」

(1年半…⁉︎)

瑠璃は声が出なかった。
その代わりに涙が溢れた。

(同じ時間の流れの中にいなかった…)

時間の流れの速さに切なさが増す。
瑠璃の時間は1年も経っていなかった。


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