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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第10章 睦月の旅路(R18)



ちゃぷん 。

瑠璃を抱いて湯に浸かる。
「気持ちいぃーぃっ」
瑠璃がフゥッと息を吐きながら発する。
「その言葉、さっき、もっと聞きたかったぞ」
「それと、これとは別のニュアー…気持ちいいですよ?」
「それでも」
ちょっと拗ねた様に政宗が言うので、瑠璃は笑った。

「政宗、安土までどの位かかるんですか?」
「そうだな…
相模国(現・神奈川)まで7日、
そこから近江(現・滋賀)まで15.6日ってとこかな」
さらっっと
「何事も無く行けばって事ですよね。
長旅です…大丈夫かな。
心配になってきた……」
ぶくぶくと湯に顔を沈める瑠璃。

「大丈夫だ」
「どうして?」
「俺が一緒だから」
「何の根拠ですか⁉︎仕方ないですねー」

冬の長旅初日は、まだ少しの疲れと
多くの心地良い気持ちに満たされて過ぎて行った。

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