第10章 睦月の旅路(R18)
揺さぶり打ち付ければ、膣(なか)が締まる。
絞られる。
「くッッ、はっ、はっ、瑠璃っ、
締め過ぎだっっ」
「だっ、だッッてェ…き、もち…ぃ」
(今、言うのか⁉︎反則だろっ‼︎)
余裕もなんもない今、そんな言葉を聞いたら
「限界……だっっーーの!」
「あっ、や、アッッ、ンッぁあん、
……さ、むねぇぇーっ」
一気に駆け上がり、水音に混ざって肌を打つ音が、耳に響いて加速する。
快楽と狂楽だけが、俺の脳を支配したーー
「出っ、るッッー、クッぅぅ」
「政宗ぇぇーっ、ぁああっぁぁぁ」
昇りつめる。
ドクンッ、ドクッ、どろ…っ…
瑠璃の奥へと吐き出す。
「瑠璃、瑠璃っ」
「ん…」
充足の口付け。
脱力で覆い被さる俺の首に巻き付けられた瑠璃の腕が、俺を心から満たしてくれる。
瑠璃の横に寝転んで、フワフワした瑠璃の瞳を覗き見る。
「もっと、か?」
「んーー。それは後で…かんが……」
幸せそうに微睡もうとする瑠璃。
「あ、こら瑠璃。寝るな。
湯浴みに行くんだろう」
「政宗…あったかーい…………」
「…寝るなって…」
瑠璃が俺を抱きしめ、目を閉じようとする。
抱き締められてる俺の中芯はもう一度、
起きようとしてるのに……。
(可愛さ余って憎さ百倍…)
…ってこう言う時に使う言葉だったか?
※使いません!
政宗は恨めしく瑠璃の頬を引っ張った。