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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第58章 花雪の降る処




「朱塗りの丸橋があるそうですが…」
「善女龍王社の「法成橋」アレだ」
三成に光秀が応える。

「美しいですね!」
「池に龍神が住むとか、おおかた、
湧き水でも湧いているのであろうに」
「信長様は本当に現実主義ですね…」
呆れる家康。
「俺は迷信は信じん」
話をしながら歩いても、政宗だけは黙ったまま。
何を見ても瑠璃を思い出すからだ。


木が茂り、その陰の下に咲き残っていた沈丁花が、仄かに香りを放っていた。


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