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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第58章 花雪の降る処




霧が晴れたみたいだった。
なんだか清々しくて、笑みが溢れた。

(決別や。私の覚悟見せてやる、せやから…)

被った着物を上げて、挑むように ふっと見上げた空に
ビュッッと
一瞬の突風が吹いて、顔を背け庇った。
降る雪の花が空に吸い込まれるみたいだった。

(雪の花嵐ー…)


瓦を蹴り

(天まで届け!政宗の元にー!)

空に吸い込まれるように……ジャンプする。


フワリ
被った着物が靡き翻った。




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