第10章 睦月の旅路(R18)
「あっ、あ、ぁあぁ、ふぅん…ん」
もう片方の手は口元にあって、
唇で指を食(は)んでいる。
何かを…って、駆け上がってくる快感を、
だろうが、それを堪えようと指を食みながら
切なく寄せられた娥眉(がび)
その、嬌姿は俺を狂奮させ、追い立てる。
(クッソッッ…もっとーー)
乱したい。
淫しめたい。
純淑から婉淑(えんしゅく)に、そして、
それ以上に艶濁に堕として征服したい。
俺は、沸き起こる欲望に従順に従って
グジュゥ〜
触れずに焦らしていた花芯の奥、蜜壺に一気に指を押し込んだ。
(喘げ、悶えろッ)
「‼︎ーーーー…あぁぁーーーん!」
じゅ、じゅ、にちゅっ
俺の指の抽送に呼応するように瑠璃が声を吐く。
「あ、あ、やぁん。 ンン…ンッ…」
絶え間なく溢れる声、
手を濡らし溢れる雫。
「気持ちいいか?」
耳元で囁くと、素直にコクコクと頷く。
「あ、あ、…あっ、……さ、む…ね…」
グッ、指を2本に増やして奥を擦り上げる。
「やぁ、い…いゃぁああん、あぅ…ん」
「こら、足、閉じんなよ」
胸を弄んでいた方の手で、擦り閉じようとする瑠璃の足を押さえる。
「ダッメッ、あ、だ…っ…てぇ、あ、はぁぁん」
内(なか)を擦る速度を上げると、
「ふぅっぅんーーーーっっつっ」
唇を噛み締めてイヤイヤする瑠璃。
(コレ、破壊的に可愛いんだよなー)
「ふぁ、あ、あ、…ま……ねぇ。おくぅ」
ぎゅううっと、腕を掴んで耐える。
膣(なか)もキュゥーと絞まる。
(お…来るか?)
「ダメ、ダメ、ヤダヤダぁ、いっ…いっちゃ…」
「果てろっ、瑠璃っ」
「まさ、む…ねぇっ、ああぁぁーんん」
きゅぅぅぅん とうねる膣(なか)に指が締め付けられ、愛液が溢れる。
顎を上げて果てた瑠璃がビグビグと身体を震わせ、荒い息をしながら頭を肩に預けて来る。