第10章 睦月の旅路(R18)
(袴は面倒くさい帯が無いぶん、脱がせ易くていいな)
スルリと袴を取り去ると、見惚れるほどの脚が現れる。
家紋を見たあの時の衝撃と欲情は今でも覚えている。
(後でその脚、撫で回してやる)
袴を脱がせた事で着物も自然と肌蹴る。
緩くなった着物の襟を開くと、
形の良い胸が露わになった。
すでにツンと上を向いて主張する胸の頂。
「まだ触ってもないのに、こんなに硬くして、
さっきの口付けはそんなに良かったか?」
尖った桃色の頂が、触って、と誘っている。
その誘いにのってそっとそれを摘む。
「んんっ」
乳房を掌で包み込むと、やわやわと揉みしだきながら、硬くなった頂を押し潰すように捏ねる。
片手で胸を弄びながら、もう片方の手で太ももを撫でる。
スルスルと太ももの内側を行き来しする俺の指先に、瑠璃はモジモジと足を動かす。
秘部の周辺を撫でても、花芯には触れない。
「ふぁ…あっ、んん…やだぁぁ」
手で俺の腕を掴んで喘ぐ瑠璃。
腕を掴んだのは、俺の手を制止する為ではなく、感じる身体を突っ張ろうとする為だとわかる。