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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第54章 それぞれの流光
建物から出れば、暖かい陽射し。
桜も散り始めている。
天気の良い春の日。
(こんな日和には縁側で)
降る桜を見ながら、琴を弾けば幸せだった。
(横には政宗が居てーー…)
そう思って、鼻の奥がツンッとした。
ここ暫く、
天気の良い春の日でも、
春の暖かく、穏やかな気分に、
なれたことがなかった。
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