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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第52章 隔世遼遥
「政宗、どうした、と問うておる」
政宗の様子がおかしい事に気付いた信長が、
目を眇めて、案じながら、それを口にした。
「…瑠璃が、どうかしたのか」
「……」
「政宗」
「…昨日、瑠璃を見ませんでしたか?」
「いや、ここにはこなんだが」
「そうですか……
…瑠璃が消えました…昨日の夕立に…」
落胆の溜め息に、覇気のない声を乗せ吐き出した。
説明しても、消えた としか言いようがなかった。
話を聞いた信長もなんとも言えない表情しか出来なかった。
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