• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第51章 女神消失




外に出て、見上げた空は、今にも泣き出しそうに低く、重い雲が垂れ込めていて、薄暗くて肌寒い。

大手道を登って、黒金門で門番に挨拶をして、
脇門をくぐり、城内へ入る。

旧の暦では立冬を過ぎた頃、もうすぐ小雪。
西暦、現代なら11月中旬、秋も終わりの頃。
木々は葉をほぼ落とし、寒そうだ。

(みぞれ でも降りそうな空ね)

城の入口はもう目の前で、ポツポツと雨粒が落ちてきた。

(降ってきちゃった)

足を速め、入口に向かっていると、
政宗が出て来た。
「政宗っ」
瑠璃の声に気付いて、
手を上げた政宗の優しい眼が瑠璃を捉えた。



/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp