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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第47章 (終章) 煙の消えた後




瑠璃は光秀の様子に清深に佇まいを正す。

「……処で、小泉のことだが」
「あぁ、キチガイの蛙男ね」
静かに探るように切り出した光秀に、
サラッと毒を吐いた瑠璃を、光秀が目を丸くして見てから、愉快そうに笑った。

(御念には及ばなかったか。ククク…)

わざとだろうが、無理をしているのだろうが、
それで瑠璃が、自ら辛さをなんとか乗り越えようとしているのだと考え、瑠璃に哀痛など無用だと光秀は再考した。


光秀の気が和らぐ。


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