• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第47章 (終章) 煙の消えた後




少しして

「……家康様…」「…何…」
「…私の身体…」「…うん…」

「…見せて、もらえますか?」
訥々(とつとつ)と瑠璃が口を開いた。
「見るの?」

(見てどうする……辛くなるだけなのに…)

憂迫*としたが、家康は努めて冷淡と接する。

「本当に、見ていいの?」
「はい」
瑠璃が布団を握って視線を落としたまま、硬い声で返事をした。

「…冷暖自知*(れいだん自ら知る)
ってとこ?……そうだね…分かった」




※憂迫…うれいに胸がせまる。
※冷暖自知…水の冷たさ、暖かさは飲む者自身が知る。自分の事は自分だけが知る、の意。
/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp