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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第45章 煙に隠れた人探し




いつ見ても瑠璃の目の上も頬も、
顔中腫れ上がっている。
蛙男は日に何度も瑠璃の元へ来ては暴行を加えていた。


「……て、喋れるんやなぁ〜…
蛙と狸がカマキリ連れてるで…可笑しいなぁ〜…
…ふふふ…あ、はははは…」
屋敷の主人である男が来るたび、
瑠璃はそう言って笑うのだ。
幻覚。
瑠璃には男が喋る蛙と狸に、
連れている細身の男はカマキリに見えるらしい。

正気を失くして笑う瑠璃は、鬼女か幽霊のようだ。

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