第45章 煙に隠れた人探し
「くっそぉぉぉーっ!泣き叫べ!
苦痛に顔を歪ませ、俺に縋り付けぇー」
蛙男は、瑠璃が美しい顔を歪め、
苦しむのを望んでいるのに、痛めつけても
笑ってばかりで、一行に苦しみ叫ばない。
そんな瑠璃に苛立ち怒鳴りながら、
持っていた刀を抜いた。
瑠璃が掠れた悲鳴を上げ、叫ぶ。
「い"っっあ"あ"ぁーーーっ…ゔぅあぁぁ"ーーー…」
ブチッ っと肉に無理に突き刺さり、
食い込むような音がした。
「あ"っあ"ぁ…ぅぅ…ひい"い"ぃぃーーーっ」
手入れのされていない切れ味の悪い刀を
腕の付け根の肩関節部に
ぐぅーっ と捻るように押し込まれ、激痛に叫ぶ。
「…くっーーっ、あっ…あ"っ…いぃっあ…」
「ふっははははっ
そうだ!泣け、叫べ、醜い顔でのたうち回るのだ!」
刀を捻じ込まれ、瑠璃は身を捩る。