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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第45章 煙に隠れた人探し
(不出来な子やね!そんな子は要らへんのよっ!
アンタなんて要らへんわ‼︎)
ヒステリックな母の声に振り上げられる手。
「…要らへん…って…う…ふふふ…」
笑いがこみ上げてきた。
瑠璃は男に殴られ、蹴られ、
暴行を受けながら、それは幼い頃の辛い記憶に
すり替わって。
辛く悲しいはずなのに、
自分では分からないまま笑っていた。
「うふふふふ…要らな……すって…
要ら、へん…やて。あっははは…ふふふ」
今の瑠璃は何をどうしても可笑しくて笑える。
そう、頭がおかしい のだ。
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