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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第44章 煙に霞む屋敷廓




ーー……壊れた正気の無い女。

「…な、に……これ……」
ドラマか何で見た遊廓の客取り風景のよう。
牢屋のように格子のついた各部屋の中に女かいる。

けれど、普通じゃない。

女達は 皆 酔ったように、虚ろな瞳をし、
だらしなく口を開け、笑い、泣いている。
中には、狂錯乱し奇声を上げている者、
人目もはばからず、誰彼構わず絡み合っている者、
脱力し、無気力に横たわり寝ている者もいる。


「つっ……」
瑠璃は慌てて着物の袖で口を塞いだ。


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