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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第44章 煙に霞む屋敷廓




「おい女、起きてるだろ。降りろ」
輿の戸が開かれ、足の縄を解かれると、
外に引っ張り出された。

「つっーぅ"〜…」
拳を入れられた腹がジリジリと痛んだ。
「歩けっ」
広い敷地は武家屋敷のようだったが、
何か異様だ。

(古いから?庭の手入れがされていないから?)

屋敷内へ足を踏み入れてはいけない と、瑠璃の本能が警告している。
「いっ、やっ…」
歩みを止めるが
「来いっ」
男の力で、無理矢理引き摺られ、
玄関まで連れて来られた。


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