【JOJO・アヴドゥル夢※R18】先生と一緒に【現パロ】
第8章 これ以上焦らすんじゃあない
「先生までそんな顔しないでくださいよ」
さらに顔を真っ赤に染めた姫が恥ずかしげに私の胸元に顔を埋める。
「ふっ……そうだな」
私はゆっくりと唇を姫の唇に近づける。彼女の瞳がゆっくり閉じられ、優しくキスをした。
また、姫の瞳から涙がポロリと零れる。
唇を離した時に、ボスンと彼女がまた私の胸板に顔を埋めた。
「ずっと前から、先生のこと好きだったんですよ。……初めてあった時のことを覚えていますか?」
「え……っと……んん?」
授業の時ではないはずだ。私は必死に記憶を遡った。
その時、4月の出来事が記憶に蘇る。
「ああ……! オリエンテーションの日か……!」
「そうです! それです!!」
姫が嬉しそうに笑う。
あの日、スーツで登校だったが、結構な数の生徒が私服で来てしまっていた。
最初に見つけた生徒が姫だった。
あんまり困っている様子だったから、私はスーツの上着を貸したんだった。かっこつけたのもあったが。
「とっても、かっこよかったですよ」
その点は私の思惑通りだったのか。
まさか、1人の生徒を恋に落としてしまうとは。
「アヴドゥル先生のことが……好きです」
姫は、でも……と言い、続けた。
「本当に好きならば本来は抑えなくてはいけないんですよね。アヴドゥル先生は先生だし、私は……生徒だし……」
彼女の潤んだ瞳が見上げてくる。
「だんだん抑えきれなくなってしまって……いきなりキスしちゃって……どうかしてましたね」
「どうかしてるのは……、私も一緒だろう」
私はそう言うと、彼女の後頭部を両手で包み込み、キスをする。唇の隙間から舌を侵入させ、彼女の口内を雄々しくまさぐった。姫は背伸びをして、私の背中にしがみついている。
そのままベッドに倒れ込んだ。
私のほどけた髪が彼女の顔にかかる。私は邪魔そうにそれを片手でかきあげ、また深い口付けを交わす。
舌を絡め、姫の口内を犯していると頭がクラリとしてきた。二日酔いだからではない。性を司る部分が不安定になってくる。
酒よりも影響力が凄すぎた。理性がどうかなりそうだ。
その時、姫に挑発されて、無理矢理に犯した日のことを思い出した。あの日も、プッツンと理性が飛んだ。だけれど、あの時と違って今は気持ちよくて堪らない。